会社帰りに本屋に寄りました。
雑誌を読みながらふとレジを見ると、お金を払おうとしている男の人のポケットからぽとりと千円札が落ちるのが見えました。
気づいているんだろうな・・・と思ってましたがまったく気づくそぶりを見せない男の人。私はさっと千円札を拾い、男の人の目の前に差し出し、ちょっとだけ間をおいてから

「落ちましたよ。」

と一言。
男の人は、ちょっと驚いた顔をしつつお辞儀をしてました。
お金を払い終わって帰る間際にもその男の人は私にお礼を言い帰って行きました。
いいことをしたという満足感は充分千円に値するなぁ・・・などと考えつつ家路につきました。
一日の終わりにちょっといいことをする、そんなナイスガイな私。
ああ、また「ナイスガイゲージ」がひとつ上がってしまった。