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ロケット★ボーイ

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『ロケット・ボーイ』です。
織田裕二、ユースケ・サンタマリア、市川染五郎の三人が繰り広げる
"30男の青春グラフティー"( ←フジTVのHPに書いてあった。)です。


「銀河ツーリスト」に勤める小林晋平は同期の中でいちばん主任になるのが遅れた31歳。 やっと主任になれたと思ったらいっしょに住んでいた彼女が家を出て行ってしまった。
そんな彼女に対してどうしていいかわからず、ウジウジしつづける、仕事に対しても女の人に対してもとにかく優柔不断な男。
優柔不断なんだけども、子供の頃からの宇宙への憧れを今でも持ち続けている、そんな小林を織田・熱い男・裕二が熱演(?)してます。


接待で裸踊りを強要される織田ちゃん。


とにかく、ウジウジしてます。この男。
それはもうムカつくぐらい。
ただ織田ちゃんが必要以上にウジウジしてて、ちょっと感情移入できないぐらい情けない男です。

そんな小林に対して、仕事もできて(実はできない?)決断が速くて、言いたいことははっきり言う、広告代理店勤務の田中くんを市川染五郎さんが演じているのですが、こっちはかなりはまっています。



この染五郎ちゃんがこのドラマの中でいちばんの見所というかおもしろポイントだと思います。
こればっかりは文章では伝わらないのでぜひとも見てもらいたいです。
小林(織田裕二)は、田中は仕事ができて、自分の気持ちに正直で、かっこいい存在だと思っている。
だから鈴木(ユースケ)の悩みに対して、"そんな悩んでるうちにはいらねぇよ"と
突き放す田中に

「あやまれよ。みんながみんな、あんたみたいにかっこよく生きられないよ。
 こういうかっこ悪い人間がいるからかっこいい人間に光が当るんだ。
 かっこ悪い人間に、かっこいい人の生き方を押し付けないでよ。
 かっこ悪くてなにがいけないの?」

なんて怒っちゃったりします。
で、こういうかっこ悪い人間っていうのが



こいつ↑

この人、ユースケ・サンタマリアを指しているのですが彼はいつもの彼なので、なんか安心です。

で、前述の台詞ですが、見てない人にはわからないとは思いますが、なんか全然説得力がないんですよね。
別に田中くんは押し付けているわけでもないし、ある意味鈴木くんの背中を押してやってるわけで、鈴木くんの悩みに対して考えてあげてるわけですよ。
でも小林くんはただ聞いているだけで何にも言わない。
そのくせ急に怒り出しちゃうわけだから、本当にダメな感じです。

 

◆ 感想 ◆

まあ、ようするに、そんなダメダメな小林君がどのように成長していくのか?
っていう話しなんでしょうけど、そんな矢先の織田ちゃん入院&リハビリによる4週間の短縮は物語にどのように影響するのでしょうかねぇ。
たぶん、あんまり物語上は問題ないのかもしれないんでしょうけどね。

今後は、宇宙飛行士にはなれないんでしょうけど、多少は夢に向かってがんばる!
みたいなかたちになるのか。
それとも、夢は夢として30男として現実に向き合って強く生きて行くのか。
とにかくもう少し小林君にはしっかりしてもらいたいものです。
自分が仕事に向いてないって思っているのなら、実家の旅館を継いだほうが絶対いいと思うよ。なんて言ってもしょうがないんですけどね。

それにしても田中君の自殺(未遂?)で終わった2話。
織田ちゃんお病気のため、このあと4週もあいてしまうわけで、田中君がいったいどうなったのか、1ヶ月先にならないとわからないっていうのは本当に気持ちが悪いです。非常に後味が悪いです。
死んじゃったら話が終わっちゃうのでそんなことはないのでしょうがいったいどうなることやらなのです。

とにかく、話としては地味だけど、脚本の面白さ(?)で非常にドラマとして面白く仕上がってます。(←偉そう)
その中で特によかったのが、田中君(市川染五郎)なので、本当に彼の容態が気になります。そんな田中君の台詞でお気に入りは、ビアレストランのランチを食べたあとの感想の

「うまくも、まずくもねぇよなっ。」

です。変にツボでした。
そんな感じです。
あ、それから織田ちゃんのお見合い相手として京野ことみも出てるのですがこれまたイイ味だしてます。
見るたびに違うキャラなので、すごく感心させられます。

ということで、織田ちゃんお大事に。

ロケット★ボーイ (角川文庫) 2001年冬ドラマ
ロケット★ボーイ
水曜日 夜9:00~9:54 フジTV

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